視力回復12の方法(後編)目を鍛え、ケアをして、視力を回復!

まだまだあります!様々な視力回復の方法を紹介!

前編では目のトレーニングからマッサージ、目にいい食材などをご紹介してきましたが、視力回復の方法はまだまだあります!後半ではマジカルアイ、脳のトレーニングや腹式呼吸などをご紹介していきます。

視力回復12の方法



視力回復12の方法で目を良くしよう 7

マジカルアイ
「マジカルアイ」とは目の焦点を調節することで立体画像が浮き出て見える3D画像のことで、その画像を見ることで目によい影響があると言われています。「マジカルアイ」の画像を集めた書籍はたくさん出版されていますし、スマホアプリや、ネットでも見つけることができます。

マジカルアイのイメージ

マジカルアイは一見すると何も描かれていない模様だけの平面画像ですが、その画像を遠くを見るよう見る「平行法」、寄り目にするように見る「交差法」で見ることで、今まで見えていなかった模様や画像がクッキリと浮かび上がってきます。なおこのような見方を「立体視」と言い、そのように描かれた図絵は「ステレオグラム」とも呼ばれます。いずれもピントを調節する毛様体筋を意識的に動かすことで3D画像が見えるようになるため、視力回復のトレーニングと同様の毛様体筋の使い方となり、よい影響があると言われています。

3D画像が見えるようになるには最初多少のコツが必要ですが、方法は「平行法」と「交差法」の2つがあり、それぞれ毛様体筋の使い方が異なります。

■ 平行法
目の焦点がマジカルアイの画像よりももっと先(奥)で合うように、遠くを眺めるイメージでぼんやりと見る方法です。遠くを見る目の使い方をするため、近視眼の視力回復に好ましいと言われています。

■ 交差法
右目では左側、左目では右側を見て、マジカルアイの画像の手前で視線を交差させて見る方法です。最初は難しいですが、寄り目がちにするとうまくできます。近くを見る目の使い方をするため、遠視や老眼にプラス作用があると言われています。

「マジカルアイ」は、今まで見えなかったものがクッキリと浮かび上がってきて、ゲーム感覚で楽しみながらできるトレーニングです。しかし1日5分程度を目安とし、特にスマホなどのモニターを使う場合は、やり過ぎには注意しましょう。またマジカルアイは目のトレーニング以外に、脳の働きが活性化し集中力や判断力を高めるなど、脳を鍛えるトレーニングにもなると言われます。

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脳のトレーニング
“ものが見える”ということは、目で捉えた情報を脳が画像処理をして認識するということです。目は脳の一部とも言われるように、目は目だけでものを見ているわけではありません。脳に障害があると視力や認識力に影響が出るように、脳の認識力が低下することで見えづらい、もしくは見えなくなっていくのです。老化もその原因のひとつとなり、視力の向上には、脳の認識力をあげるトレーニングをすることも役立ちます。視力に関する脳のトレーニングには専用の機器などもありますが、ここでは日常生活のなかで手軽にできて脳の認識力と視力にプラス作用があると言われている方法を紹介します。

■ 動体視力
素早く動くものを目で追いかけ認識する能力が「動体視力」です。スポーツ上達には欠かせない要素で、クルマの運転にも深く関わっています。目の能力に関する言葉のなかでは、とても良く耳にする言葉でしょう。

「動体視力」は走っているクルマのナンバーを素早く覚えるなど、動いているものを一瞬で読み取るトレーニングで鍛えることができます。さらに四則演算で10にするなど脳も動かすことで、より好影響をもたらすことができます。

■ 瞬間視力
一瞬しか見ていないものをどれだけ記憶に残すことができるか、その能力が「瞬間視力」です。1秒間で何桁の数字が覚えられるかなどで調べることができます。トレーニング方法も同様で、一瞬見たクルマのナンバーや電話番号、文字などを覚えることで鍛えることができます。数桁の数字を一瞬表示し、見た数字を入力すると正誤を教えてくれるスマホアプリやパソコンソフトもあります。

■ 深視力
私たちは左右に目があるからこそ遠近感や立体感を把握しやすくなっていますが、左右の目で見たものはまったく同じではなくそれぞれズレがあり、脳はそのズレを修正してひとつに結像しています。そして、見たものの遠近感や立体感を正しく把握する能力が「深視力」です。

深視力は「視力回復トレーニング」のなかの「毛様体筋トレーニング」と「外眼筋トレーニング」で鍛えることができます。ピントをあわせる毛様体筋と、眼球を動かす筋肉を鍛えることで、深視力もアップするのです。

また、ボールを相手に投げる、投げられたボールを受け取るなどは、その距離や速度、位置を瞬時に判断する必要があるので、キャッチボールは「深視力」のトレーニングになります。さらに身近にあるものを一瞬見てその距離を当てたり、ものの場所を記憶したら目を閉じて歩いて近づき、その手前まで来たと思ったら目を開き素早くそのものにピントをあわせるというトレーニング方法もあります。なお目を閉じるトレーニングを行う際は、安全な場所で行うようにしてください。

■ 周辺視力
見ているもの以外の周辺の状況を把握する能力が「周辺視力」です。目から入ってきた情報を脳が広く認識しているため視野が広くなり、情報を多く取り入れることができます。またバランス感覚や空間認知も周辺視力の能力の活用です。

周辺視力を鍛えるには「ナンバーサーチ」という、1枚の紙のあちこちに書かれた数字を順番に探していくトレーニングが効果的です。「ナンバーサーチ」はネット上にゲーム感覚でできるサイトがいくつもあります。時間を計りスコアを出してくれるものもあり、早く終えるためには数字の場所を記憶する「瞬間視力」も必要になります。

■ 輻輳(ふくそう)力
近くに焦点があうように目を寄せる力、「寄り目」をする能力です。マジカルアイを「交差法」で見るときにも使います。腕を伸ばした状態で立てた人差し指を注視し、少しずつ目に近づけます。この動作を数回繰り返すことで輻輳力を鍛えることができます。

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腹式呼吸
私たちが生きるうえで酸素は欠かせません。それはもちろん目も同様。酸素不足は目にもさまざまなトラブルを引き起こし、視力低下の原因となります。しかし姿勢が悪かったり、スマホやパソコンに熱中していると呼吸が浅くなり、知らず知らずのうちに酸素不足になっているのです。

腹式呼吸イメージ



酸素不足は意識的に深呼吸をすることで解消できます。特に腹式呼吸を心がけるといいでしょう。やり方は、背筋を伸ばして鼻からゆっくり息を吸い込み、口からゆっくり吐き出します。このとき、お腹(おへその下の「丹田」)を意識して、ここにためた空気をお腹を凹ませながら、吸うときの倍くらいの時間をかけて吐き出しましょう。腹式呼吸ではゆっくり、そしてすべて出し切ることが大切で、不要な二酸化炭素を排出し、身体に必要な酸素を取り入れやすくします。

腹式呼吸にはリラックス効果や、横隔膜が動くことで内臓のストレッチ効果、そしてそれにより血行も良くなります。酸素は血液によって運ばれるため、目にも酸素、そして栄養が運ばれ、疲労回復にも役立ちます。休憩時間や就寝前、そしてリラックスしたいときなど、気が付いたときに腹式呼吸を行う習慣を持つといいでしょう。



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「オルソケラトロジー」と「レーシック」
■ オルソケラトロジー

就寝時に特殊なコンタクトレンズを装着することで、寝ている間に視力を矯正し、昼間は裸眼で過ごせるようにする視力矯正方法が「オルソケラトロジー」です。ギリシア語で「オルソ」は「矯正」、ケラトは「角膜」、ロジーは「療法」で、日本語にすると「角膜矯正療法」。日本では2009年4月に一部のコンタクトレンズがオルソケラトロジーの医療機器として厚生労働省に認可され、手術をしなくてもすむことから注目されている視力回復(矯正)方法です。

「オルソケラトロジー」は「ケラト(角膜)」とあるように、使用する人に合わせた特殊なデザインを施したコンタクトレンズを装着することで、寝ている間に角膜の形を変え、それにより光の屈折率が調節されることで一時的に視力を回復させます。角膜は適度な硬さと弾力性があるため、就寝中にコンタクトレンズによって形を変えられた角膜は一定の時間その形を維持することができ、昼間は裸眼でも回復した視力のまま過ごすことができるようになります。

コンタクトレンズをつけて寝るだけで視力が回復するという便利さ、メガネや視力矯正用のコンタクトレンズを必要とせず裸眼で過ごせるという手軽さ、そして手術によって角膜を削る必要がない安心さが「オルソケラトロジー」の特長です。年齢制限や角膜の状態により矯正手術のできない方にも適しています。さらに当初は軽度・中度の近視の矯正に適しているとされていましたが、最近では「オサート」が開発されて強度近視や乱視への対応ができるようになりました。

一方、治療を行っても効果が現れるまでには個人差があり、すぐに1.0程度の視力を得られることもあれば、しばらく効果が現れない場合もあるようです。一般的には、安定した視力を得られるまでには3ヵ月程度、6ヵ月もするとほとんどの場合で効果が見られますが、装着をやめれば元の視力に戻ってしまいます。

健康保険適用外のため、検査、治療費は全額自己負担となります。料金は少しずつ下がっていますが、両眼で「オルソケラトジー」は20万円、「オサート」は40万円程度です。なお治療期間中は定期的に眼科に通い、視力検査と治療指導などを受ける必要があります。また眼病予防のためにも、毎日のレンズのケアは欠かせません。さらにレンズの耐用年数は約2年ほどなので、医師の指示のもとレンズ交換が必要になります。



■ レーシック

「レーシック」とは目の表面にある角膜をエキシマレーザーで削り、角膜の形を変えることによって視力を回復(矯正)する手術です。レーザーで削る前に角膜に「フラップ」とよばれる蓋状のものをつくり、手術後の傷を保護します(フラップをつくらない術式もあります)。そのため痛みが少なく視力の回復が早いのが特長です。

レーシックのメリットは、何と言っても、手術後は視力が回復し、裸眼で生活ができるということ。メガネやコンタクトレンズの装着やケアから開放されます。また来院から手術を受け、病院を出るまでに2〜3時間ほどというスピードも、忙しい方々には大きなメリットです。

一方、手術後の感染症や合併症、後遺症などのリスクがあるのも事実です。95%以上という高い成功率を誇っていますが、100%ではありません。次第に改善していくものもありますが、代表的なものには「かすみ・ぼやけ」「ドライアイ」「ハロー・グレア現象(夜間の光のにじみ、ぎらつき)」「過矯正・屈折誤差」など。また視力回復の度合いは個人差があり、術後に再び近視が進むこともあります。また特に40歳以上になると老眼が進むことにより、レーシックで遠方の視力が向上しても、近くの見づらさが増すこともあります。

レーシックも健康保険適用外のため、検査、治療費は全額自己負担となります。また「PRK(ピーアールケー)」「iLASIK(アイレーシック)」「ラセック(LASEK)」「イントラレーシック」など手術の方法もさまざま、それぞれにメリット・デメリットはもちろん、料金も術式により10万円以下から30万円以上とまちまちです。

角膜の状態、年齢などにより手術が受けられない方もいます。「レーシック」「オルソケラトロジー」とも、メリット、デメリットをしっかり把握し、信頼のおける医療機関を選ぶことが大切です。以下の基準を満たしている眼科を選び、安心して治療を受けられるようにしましょう。

・治療前、手術前の適応検査を入念に行っていること。
・適応検査は視能訓練士(ORT)など専門知識のあるスタッフが行っていること。
・眼科経験のある医師で、経歴が提示されていること。
・医師や、その他のスタッフによるカウンセリングやインフォームドコンセントが充分であること。
・治療前、手術前に、リスクや合併症、後遺症などについての説明がしっかりされていること。
・「オルソケラトロジー」「レーシック」の治療実績が豊富なこと。
・認可された正規なコンタクトレンズを使用していること(※オルソケラトロジーの場合)。
・眼科専門医(日本眼科学会認定)が治療や手術を担当していること。
・治療中や手術後のケア・保障がしっかりしていること(定期健診、近視が再発した場合の再手術など)。
・院内が清潔であること。
・通いやすさ。
・明確な費用の提示(初期費用、定期検診代、交換時のレンズ代など)。


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サプリメント

サプリメントイメージ



サプリメントは、毎日の食事だけでは不足しがちな栄養を補うために開発された食品です。 摂取すれば視力が回復するというものではありませんが、目に必要な栄養をサプリメントで補うことは、目によい効果が期待できます。

たくさんのサプリメントが販売されていますが、目に必要な栄養素を備え、疲労回復をうながすアントシアニン、ルテイン、アスタキサンチンなどの成分が入っているものを選ぶといいでしょう。価格は1ヵ月で1,500円〜3,000円程度が多いようです。飲み続ける必要があるため、価格もサプリメント選びのポイントになるでしょう。「視力回復 サプリメント」などで検索すると、さまざまな商品を比較しているサイトが見つかるので、参考にしてみてください。

■ アントシアニン
ブルーベリーやぶどう、カシス、アサイー、紫いも、赤紫蘇、すいか、茄子、赤キャベツなどに含まれる青紫色の天然色素です。強い抗酸化力があり、網膜のロドプシンという空間の光に関する情報を脳に伝える物質の再合成を促進します。

■ ルテイン
ルテインは、黄色のカロチノイドの一種です。ケール、ホウレンソウ、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、インゲン、卵の卵黄などに含まれています。私たちの体内でも網膜の「水晶体」や「黄斑部」に多く存在していて、 有害な光や活性酸素から目を守る働きがあり、1日に6mg以上摂ることが望ましいとされています。

■ アスタキサンチン
アスタキサンチンは天然の赤い色素物質で、甲殻類の殻やサケなどに多く含まれる。高い抗酸化作用があり、光による網膜の障害抑制にプラスになります。

■ ビタミン群
角膜・網膜の細胞を正常に保ち、新陳代謝を促進する働きで涙の量を一定に保つビタミンA。
視神経の働きを促して視力の低下を予防するビタミンB1とビタミンB12。
目の充血や眼精疲労の改善、及びピント調節機能や瞳孔の光量調節作用をサポートするビタミンB2。
様々なビタミン群も目にとって重要な栄養素となります。

■ DHA
ドコサヘキサエン酸(docosahexaenoic acid)の略。魚油に多く含まれ、サバ、サンマ、イワシ、ブリなどの青魚やマグロのトロ、ウナギなどに豊富に含まれます。DHAは私たちの目の網膜や視神経の中にも存在していて、DHAを摂取することで近視眼や動体視力の改善などの効果が見込まれています。

目に良い栄養については、以下のページでも取り上げています。ご参考にしてください。
視力回復12の方法で目を良くしよう 4
手軽に摂れる、目にいい食材


視力回復のため、視力低下の原因を知る 7
偏った食生活・運動不足


視力回復12の方法で目を良くしよう 12

スマホアプリ

スマホアプリイメージ



視力のチェックやマジカルアイ、そして目のトレーニングに役立つスマホアプリもたくさんあります。「視力回復 スマホ アプリ」などで検索すると、さまざまなアプリを紹介しているサイトが見つかるので、参考にしてみてください。なかには無料で使えるものもあります。

スマホアプリはゲーム感覚で楽しめるようにもなっていますが、スマートホンの小さな画面を見続けることは目の疲れなどを引き起こし本末転倒です。アプリのルールや時間を決めて使用するといいでしょう。

コンピュータやスマートホンをはじめとする目を酷使する環境や加齢など、視力が低下する原因はさまざまですが、目に良い生活習慣や目筋トレーニング、視力回復トレーニングを行うことにより目の健康を保ち、少しでも長く裸眼で視力のある状態を維持するようにしましょう。